
多角的な提案とアドバイスで、“想像以上”をともに生み出せる存在
顧客体験デザイン部 二村 美優様

株式会社フェリシモ
「ともにしあわせになるしあわせ」を合い言葉に、オリジナル商品を中心としたファッション、雑貨、手づくりキットやおうちレッスンなどのさまざまな商品を開発。しあわせな日々を生み出す新たな商品やサービスを届けることで、「未来の暮らし」を描くお手伝いをしています。
公式サイト : https://www.felissimo.co.jp/ ↗︎
会社情報 : FELISSIMO COMPANY ↗︎
─ 今回、いづみ企画が制作に携わった「メリポくんタオル」についてお聞かせください。
そもそも、“メリポくん”とは、どのようなキャラクターなのでしょうか?
メリポくんは、フェリシモのお買い物を楽しむためのお手伝いをするキャラクターです。ひつじの妖精という設定で、フェリシモとお客様の交流をサポートするような存在ですね。
お客様への感謝の気持ちや、お得なお知らせを、ちょっとしたユーモアを交えながら伝えるのがメリポくんの役割。
実は私、入社以来、メリポくんが大好きで。このキャラクターを皆さんに知ってほしいと思っていました。
以前、カタログ制作を担当していたときは、積極的に誌面にメリポくんを登場させていたんですよ。
私にとってメリポくんは、フェリシモでの日々を一緒に歩んできたパートナーのような存在です。

ひつじの妖精 メリポくん
メリポくんも、来年で10歳になります。今では、親しみやすいキャラクターとして、お客様にも人気です。
メリポくんの願いは、「お客様とずっと一緒にいたい」ということ。日々のさまざまな場面でお客様がメリポくんを目にすることで、フェリシモのことを思い出すきっかけになればと願っています。
メリポくんの使命は、フェリシモでのお買い物をもっと楽しくすること。ひつじの妖精 メリポくんの、フワフワ、もこもこの手触りや質感を表現した「メリポくんタオル」
フワフワ、もこもこを表現するための紆余曲折
─ どのような経緯で、メリポくんタオルを制作することになったのでしょうか?
私は現在、フェリシモでのお買い物やキャンペーンで貯まる、 “フェリシモメリー”で交換できるプレゼントの企画開発を担当しています。そこで、入社以来ともに歩んできたメリポくんのグッズを制作したいと考えていました。
そんなとき、いづみ企画さんの今治産タオル「iro-oriori (イロオリオリ)」を使用する機会がありました。
思わず頬ずりしたくなるようなフワフワ感が気に入り、このタオルでメリポくんを表現したいと思いました。
ただ、オリジナルポイントと交換するアイテムのため、「ここでしか手に入らない特別感」「フェリシモならではのオリジナリティ」は必須です。タオルはキャラクターをプリントするだけでもオリジナリティはありますが、もう一工夫を凝らすのがフェリシモの流儀です。

「iro-oriori (イロオリオリ)が個人的に気に入って。このタオルでメリポくんのアイテムを作りたいと思ったんです」と語る二村さん
メリポくんらしさの表現、アイディアをいただきましたが、質感やデザインをこだわると、タオルの耐久性が損なわれてしまうなどの課題があり、商品化には至りませんでした。
私も、「メリポくんを表現するアイテムは、お客様に長く愛用していただけるものにしたい」という思いが強かったのです。
フェリシモが求めるオリジナリティや、メリポくんのファンタジーな世界観を、根気よく聞いていただけて、とてもありがたかったです。
その当時、商品化までは至らずでしたが、ずっと「タオルでメリポくんを表現したい」という思いはありました。
メリポくんを表現するための新提案に心打たれた
─ 当時は採用されなかったタオルが、今回アイテムとして登場するのですね。
それから1年ほどたった頃、いづみ企画さんから「メリポくんを表現する新たなアイデアを提案します」と連絡いただいたんです。何より、「いづみ企画さんもメリポくんのことをずっと考えてくれていた」ということが嬉しかったですね。
ご提案いただいたアイデアというのが、タオルの表と裏で、糸の密度を変えるというもの。
通常のタオルは、糸の配分が、表面が50%・裏面が50%になっているそうです。
それを、メリポくんの柄にあわせて表面80%・裏面20%の配分にするというアイデアでした。パッと見ただけではわかりづらいのですが、メリポくんの柄の部分だけ、糸の密度が高いので、フワフワ、もこもこの質感が表現できるのです。この提案が採用され、今回メリポくんタオルをお客様にお届けできることになりました。

表裏の糸の配分を変えることで、メリポくんの柄を立体的に表現
メリポくんの世界観を表現するために、パッケージやタオルの畳み方にもこだわりました。商品名もとても長いですが(※)、お客様にクスッと笑っていただけるような、ちょっとした仕掛けを考えるのも楽しいです。
※正式商品名は「メリポからの贈りもの ぽかぽか太陽でお昼寝したメリポくんの毛で作ったみたいにふわんふわんの今治製タオル」

畳み方も、フワフワ感とお客様への贈りものとしての高級感を追求。細部にまでこだわりが詰まったタオル
─ 商品開発を行う中で、いづみ企画にはどのような印象をお持ちでしょうか?
今回のタオルのほかにも、さまざまなアイテムの開発をご一緒させていただいています。アイテムによっては、私たちも手探り状態で開発を進めることも多いですが、いつも的確なアドバイスをいただけて助かっています。
「こんなことできませんか?」と漠然としたアイデアをお伝えしたり、ある意味、無茶ぶりのような依頼をすることもあるのですが、たくさんの案をいただいています。
「こんな方法なら、その想いが叶えられますよ」「こういう表現ができますよ」と、対応の幅が広いのでありがたいですね。今後も、さまざまなアイディアを期待しています。

─ 本日は貴重なお時間を有難うございました。
※2025年8月取材時の内容になります。
使うたびに心地よく、長く愛用いただけるノベルティタオルをつくりました。
ノベルティとタオル、それぞれのプロが共同企画した最高品質の今治タオル「iro-oriori (イロオリオリ)」を、御社のイメージアップにつなげてください。
関連ページ:ロングタオル iro-oriori(今治産)
公式サイト:iro-oriori イロオリオリ ↗︎
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